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エンドファイトとして使う Tweet


土耕菌ナルナルをエンドファイトとして使う際の注意点です。よく読んでご理解下さい。

ナルナルは、通常の肥料とは全く異なった使用方法で使わないとエンドファイトとしての効果を発揮できません。

 ボカしたものは効果が薄れるようです。エンドファイトとして使う場合は、種菌を直接散布して下さい。ボカしたものとの併用すると効果がより一層現れます。
 
ナルナルをご理解いただくために 『植物の芯』という概念を創案しました。
ナルナルで植物の芯と呼ぶ場所は、植物体の地下の根っこと、地上部の茎になる部分の境目を指します。
種に付くナルナル
図1 クリックすると画像が拡大します。以下、同様。

上記の様に、ナルナルは水分と共に微細な土壌菌が、土中に入り、種に付着し、発芽した根や茎に効果を与えます。培土に使う場合、予め2%程度のナルナルを培土に混ぜていても良いです。一回の使用で済みます。定植時には、既に根に菌が付着していますので、ナルナルをあげる必要がありません。

園芸店で買ってきた苗を定植する時の注意
定植時の注意
図2
 ここでは、図2の右上×の周囲にまいた時、こぼれたナルナルが植物の芯にかかる事がよくあるので、絶対に効果がないわけではありませんが、基本としてここに示しました。
 人は、一度で物事を覚えられるものではありません。何回もナルナルを使っている方が、無意識に上記の×の仕方をすることがありました。通常の肥料とは全く異なりますので、くれぐれもご注意下さい。根の先の方にまいたほうが効果が出るだろうという、自分勝手な解釈は怪我の元です。それでもやってみたいと言う方は、一年を棒に振るつもりでどうぞ。

葉根子とは、細胞から見た植物
葉根子の概念
図3
 なぜ、ナルナルは根元でなければならないのか、という疑問は誰でも持たれると思います。
 
まず、図1の右端、種から幼根と新芽が出ている絵があります。種の胚から根になる部分は下に伸び根としての役割を果たします。、光合成を行い茎や葉や実を作る部分は上に伸びていきます。この時に、細胞がどちらになるか選択する部位を植物の芯と名づけました(種の胚の部位)。この部分で、植物細胞は働きを分けます。図3では、細胞単位で植物を見たものです。果樹の方にもわかりやすい様に(材木=骨)と示した材木質も絵に入れました。この部位は木の年輪に相当します。植物によって年輪を作らないものも沢山あるし、形態も様々ですので、ご自分が栽培している植物を思い浮かべて考えてみてください。稲はストローの様に中空になってますね。
 植物細胞は鎖のように長く一本につながったものが束になっています。スパゲッテイの乾麺を束ねたような形です。根の先から葉の先まで、それぞれが一本の細胞がつながった体をしているのです。
 果樹で南側の枝が枯れ始めたら、その真下の南側の根が傷んでいるのです。大根でも同じです。真円を描くような葉が付いたら、それは、土壌の成分が均一になっている証拠です。東側だけ生育がわるく、真上から見た葉が楕円になっていたら、東側の土の中に何らかの異状があることを教えてくれます。
 このように、一本につながって、地上部は緑(光合成をして養分を作り、花や実を付ける)細胞と、白い根となって土の中で働く細胞のことをまとめて「葉根子」と呼びます。そして、緑と白の分岐点を「植物の芯」と呼びます。この分岐点は植物の成長によって位置を変えると思われますが、詳しい事はまだ解っていませんが、地下と地上の境にあると行っていいでしょう。

 なぜ、ナルナルがこの植物の芯でなければいけないのかという理由は解っていません。しかし、現象として、この場所にまかないと、ナルナルは応えてくれません。


 ナルナルはこの部位に触れれば良いので、使用量としては本当に少なくて効果が出ます。


小匙一杯のナルナルでもこの芯に触れれば効果が出ます。




この稿を書くにあたり、葉根子という概念を知ることができました。


参考にしたのは、生物のからだはどう複雑化したか。団まりな著です。意外とその分野では著名な方です。




興味をお持ちの方は、是非ご一読を。







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