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実試 市原市 Tweet


現代農業に登場した(金市農園)山越さんの記録

平成19年6月27日

◎農場の約100本の梨の木の1/10にモンパ病が発生中。衰弱する木は2次感染防止のため伐採予定でした。対象木は徒長枝の伸びない木でしたが8月には徒長枝が伸びてきました。

原因 : 20年ほど前、畑のカイショク時に、値段の安かった牛糞堆肥(おがくず混)を施肥したため、未熟有機物の発酵ガス害で根の生育が阻害されたと推定しました。
ここては、特に被害のひどい1本の木に焦点をあててご紹介いたします。

この日、ナルナルを40リットル散布(大すぎですが害はありません。)

 7月25日 証拠のモンパ菌を採取 ↓ ナルナルはモンパ菌を殺しません。


6/27 ;
8/6
徒長枝の伸びが悪く、モンパなので切ろうと考えていた木 順調に成長しています。

8/10 ;
9/4
木の根元を掘ってみると、モンパ菌が見えます。菌の付着した部位は既に枯れてボロボロになっています。 徒長枝も順調に生えてきました。

10/31 ;
平成20年4月16日
モンパに感染していたら葉が落ちる頃ですが、まだ青々としています。 花がきれいに咲きました。枯れずに年を越しました。




ぬかぼかし作りへの挑戦
平成20年、原油の高騰から肥料の値段が倍になった年です。1トンの生ぬかを購入し、ヌカボカシを作り、畑全面に散布することになりました。荷台の大きな袋から米ぬかを取り出すのが大変でした。ナルナルを80リットル使用しました。

10月9日 ;

運搬車の荷台で、購入した生ぬかとナルナルと水を良く混ぜます。3人で2時間かかりました。 ◇米袋やメッシュ袋に詰め倉庫で発酵させます。




11月26日 ;

散布の日です。 ボカシは硬く固まっていました。金槌でも割れない位です。




肥料散布機でまくことになりました。  硬いボカシは水で簡単にボソボソになります。よかった。
ぼかしの拡大。ところどころカビが生えています。  手でものしています。
まく穴の調整です。  散布機だとあっという間に全量がまき終わります。
 奥のほうにトラクターが走っています。
 手前の茶色いのがまかれたヌカボカシです。
翌年2月4日の写真です。冬なのに一面青々とした雑草が茂っています。今年の収穫は期待できそうです。
この後、四月に訪問したときに草は花粉付け作業のため全て刈られていましたが、「地域で一番草の茂りがすごかったよ」
と園主の山越さんは言っておりました。8月に入りましたら梨の味見の報告を掲載します。