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土耕菌ナルナルについて  Q & A Tweet


一般的な質問


Q ナルナルの名前の由来はなんですか
A 古代シュメール語で、光になるものという意味です。
また、実がなる、畑が良くなる、野菜がうまくなる、ごはんがおいしくなる、といった、なる なる を掛け合わせたものでもあります。

Q 肥料なのですか
A 肥料ではありません。開発当初は肥料のように使っていましたが、効果の大きさから肥料成分だけでは説明の付かない現象が起きたので、土壌菌としての価値が認められました。ぼかしの種菌としても使える、微生物による資材です。

Q 成分はなんですか
A 木質有機物を分解する生きた菌を籾殻に生息させている有機体です。全て自然界から採取したもので、化学物質は使用しておりません。製品として稲由来品100%です。
菌の種類は1,000種以上が混合されています。普通に知っている菌は全て入っているとお考えください。中心で活躍する菌は未発見の菌でClostridiums tercorariumの類縁種という事が東京大大学院応用微生物研究室のDNA調査で判明しています。分離培養はまだ出来ていません。東京大学では、ナルナル菌の研究を継続しています。

Q どういう形状をしているのですか
A お客様のところには、発酵培養した菌が乾燥状態で届けられます。モミガラを担体として付着しており、100グラムあたり1,000億の菌が眠った状態で届けられます。状態はモミガラのやや粉状のものとお考えください。

Q モミガラをすりつぶして作るのですか
A モミガラの形が崩れているのはすりつぶしているのではなく、菌の発酵繁殖によってモミガラ中のセルロースの基質が崩壊したためです。

Q 使い残ったナルナルの保存はどうやるのですか
A ビニール袋やガラスの器、紙袋に密閉し、乾燥した涼しい場所に保存してください。ねずみが食べにくることがありますので、ねずみ対策もしてください。金属の缶に直接入れると長期保存の場合、徐々に変質してくることがありますのでおやめください。

Q ナルナルの保存期間はありますか
A 乾燥させた状態ならば100年は保存できます。が、低温でも少しづつ菌が活動していますので基質のモミガラの分解が進行し二酸化炭素と窒素に分解され徐々に減量してゆきます。微生物の長期保存は大学などの研究室では冷凍保存しております。

農業利用について

Q ナルナルはいつ頃、畑にまいたらいいんですか
A 地面が凍結していない限りまくことができます。四季を問いません。ナルナル菌は、気温によって動きがかわってきます。寒いときはじっくり働き、暖かいときは活発に働きます。
カビの生える時期が土壌菌の最も活動する時期です。

Q 追肥と元肥のどちらがいいんですか
A どちらでもかまいません。ただし、土壌改良は気が付いたときに速やかに行うのがよい野菜を作るためには一番いいのです。早め、早めに行いましょう。

Q マルチをしてあり追肥ができない
A 植物の根元に撒くのが基本ですが、畝と畝の間に撒いても効果が出ます。

Q 育苗に使えますか
A 使えます。容積比で2〜10%を土に混ぜてご使用ください。鉢の表面にまくだけでもかまいません。

Q どのくらいで効果が出ますか
A キュウリやスイカなど、実がなっている段階でもナルナルを撒くと、早ければ翌日おそくとも1週間〜2週間で味に変化が出てきます。

Q 畑全面に撒いてもいいですか
A かまいません。
雑草もすごい勢いで生えますので、自己責任でお使いください。

Q 化成肥料に比べて成長が遅いみたい
A 心配いりません。
有機栽培や自然農法の場合、植物は根を張る事に栄養を使います。次に幹を太くしそれから成長してゆきますので登熟期には化成肥料育ちの植物より丈夫になります。
 むしろ、丈夫になっていると喜んであげましょう。

Q 殺菌剤は使えないのですか
A 土壌殺菌を行うと、有益な菌まで殺してしまい効果がなくなります。
ただし、殺菌剤の葉面散布は行えます。多少の薬液が地面に落ちても大丈夫です。

Q 畑が酸性なのですが
A 土耕菌ナルナルは、土の物理性を改善し土壌を中性にします。アルカリ性土でも酸性土でも、中性にする作用があります。

モンパ対策、樹勢回復について

Q いつ施工したらいいのですか
A 気づいた時です。時期は問いません。

Q 元気にならないのですが
A 根の回復には2〜3年が必要です。実を成らすと、実に栄養分が行ってしまい、根の回復が遅れます。実や花を付けなければ、それだけ早く根が成長します。

Q 元気にならないのですが 2
A 根元をほって見ましょう。30cm位掘ってようやく根が出てきたりしませんか。このような状態を深根といい樹木にとって好ましい状態ではありません。すでに土の中の幹回りが全て腐っている事が考えられ、地上部に葉が付いていても水分が根から運ばれないので枯れ死してゆきます。手遅れです。
 ただし、根元から細根が発生して来ていれば、樹木はまだ生きようという意思がありますので、幹回りの土を除去して通気を良くしてやれば回復の可能性があります。

Q 堆肥のやり方を教えてください。
A 森の中の樹木は病気に強いですね。また、誰も肥料を上げなくとも健康に育っています。森の中の栄養分は落ち葉や枯れ枝です。これらが地表で微生物が分解し、雨と共に地面の中にもぐって、やがて根から養分として吸い上げられます。
 自然界では地面の上に撒くだけです。堆肥も出来るだけ浅く撒いて下さい。

Q 値段が高いのですが
A 紋羽菌に感染した場合、一本あたり5000円以上もする市販の高価な殺菌剤で対応する方がほとんどですが、あまり効き目がないと見聞しております。
土耕菌ナルナルは、土壌改良のために樹木の場合、1本あたり100円〜1500円程度の費用で済んでいます。

Q 毎年使わなければいけませんか。
A  基本は最初の1回だけです。
 ただし、根元がこぶ状に膨らんでいる場合、根の真下の土の土壌改良が困難です。このような木は、改善に時間がかかりますので年二回、散布し様子をみてください。
 樹勢回復傾向にある樹木でも常に用心してください。さらに樹勢を良くする場合は、散布範囲を枝の伸びている範囲に広げてください。
また、モンパの出た果樹の周辺土壌はかなり悪化しておりますので、予防的にナルナルを撒いておくとよいです。

ぼかし作りについて

Q 温度が上がらないのですが
A 気温と湿度によって発酵には時間が必要な場合があります。もう3〜4日しばらくまってみましょう

Q ぬかボカシが固まってしまいました。金槌でも割れません。
A 水を撒くとすぐボロボロになります。

Q 温度が下がったら完成ですか
A そうです。
また、もう一度水を加えてかき混ぜる再び発酵が始まります。
これを何度も繰り返すことも出来ますが、効果は未知数です。

Q モンパにも効果がありますか
A ぼかしについては個人の責任で作っていただき、その効果は保障するものではありません。その理由として、
  1. 菌の性質や種類は環境によって変質する
  2. 気候や風土によっても変質する
  3. 同じ材料で同じ工程で作っても1メートル場所が違うだけで、違った発酵物になる。
  4. たとえば、日本酒の銘酒の造り方を知っていても同じ味を作るには、同じ場所出なければ作れない。
といったことで、発酵の世界は想像以上に微妙なものなので保障はできないのです。
 まして、ボカシを作る方は、それぞれ独自の農業理論をお持ちで、ご自分で色々と工夫もされますので、出来上がったボカシがどのようなものになるのか全く予測が付きません。

Q ぼかしに青や赤のカビが生えてきました。
A 心配ありません。
多種類の菌が繁殖するナルナルボカシでは悪玉菌の繁殖が出来ません。
むしろ、カビの色の多彩さを楽しんでください。
他にも、白や黒、黄色のカビなど多彩なカビが繁殖することがあります。

Q 畑に白いカビが生えてきました。
A 心配ありません。
多種類の菌が土の中で繁殖している証拠です。

Q どの位までふやせますか
A 個人差や風土差があり、一概にどの位までとは、言えませんが、100倍位はできると思います。愛情をもって可愛がってあげることが微生物を育てるコツです。